2019年12月25日 国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出事業の地位継承に関する三社間契約締結
三井物産エアロスペース株式会社(以下「当社」)は、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)、および三井物産株式会社(以下「三井物産」)と、三井物産が持つ国際宇宙ステーション(以下「ISS」)日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービス事業(以下、「本事業」)に於ける事業者の地位を、三井物産から継承することに合意する三社間契約を締結しました。本事業は、2018年5月29日に三井物産が事業者に選定されたものです。
当社は三井物産子会社の航空宇宙専門商社として、過去40年に亘りヘリコプター、ビジネスジェット、航空機搭載用装備品・部材の本邦向け輸入販売などの航空宇宙事業に幅広く携わっています。此度の地位継承を経て、当社の長年の経験と知見を活かしつつ、衛星放出のみならず衛星利活用に必要な関連サービスをワンストップで提供する体制を更に強化します。当社は、三井物産のグローバルネットワークを活かした共同マーケティングなどを通じて、本事業の更なる拡大を進め、世界中のお客様に「きぼう」からの衛星放出サービスを広くご利用頂き、宇宙空間の有効活用促進に貢献します。
三井物産 航空・交通事業部の武者 智宏部長は、今回の本事業の地位継承および今後の宇宙事業への取組について、次の様にコメントしています。
「三井物産は現在の中期経営計画で、モビリティを注力分野の一つとして定めています。その中でも、宇宙事業は重点的に取組んでいる分野の一つです。今年7月に三井物産エアロスペースが設立した、宇宙事業室への本事業の地位継承による更なる事業拡大への挑戦を始め、三井物産は三井物産エアロスペースと協業し、引続き宇宙事業を推進します。」