三井物産エアロスペース株式会社 三井物産エアロスペース株式会社

トピックス

2021年8月5日 株式会社マイクロオービターと国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービス契約を締結

三井物産エアロスペース株式会社(所在地:東京都千代田区 以下「当社」)は、株式会社マイクロオービター(所在地:東京都千代田区 以下、「マイクロオービター」)と、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービス契約を締結致しました。

マイクロオービターは現在、国立大学法人 九州工業大学 革新的宇宙利用実証ラボラトリー(所在地:福岡県北九州市 以下、「九州工業大学」)と、IoT超小型衛星MicroOrbiter-1を共同開発中です。同衛星はLoRa方式 IoT 無線通信システムで地上端末と衛星間の通信を可能にする低軌道衛星中継器を搭載しています。特定小電力無線局からの微弱センサー信号の安定した受信を検証することを目指し、2022年後半の打ち上げを目指しております。

当社は、2019年12月に親会社である三井物産より、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟からの衛星放出サービスの事業権を継承して以来、国内外の多数の顧客向けに超小型衛星放出サービスの提案を行っています。今回MicroOrbiter-1の打ち上げとISSからの放出支援を通じ、宇宙におけるIoT技術開発への貢献を目指します。

IoT超小型衛星MicroOrbiter-1について

低軌道を周回する超小型衛星で、地上端末と衛星間の通信を可能にする低軌道衛星中継器を搭載。地上端末に安定して中継ができる通信システムを構築し、遠隔地、離島、海上、山間部など、危険でアクセスが難しい観測場所への低コスト、低消費電力で遠距離通信を可能とする通信ソリューションの提供を目指します。

マイクロオービターについて

マイクロオービターは、超小型衛星(NanoSatellite)を利用した様々なアプリケーションの中でも特にLPWA(Low Power Wide Area)IoT通信に的を絞り、広範囲に分散配置される各種の固定あるいは移動センサーからの低出力信号を安定して中継が出来るシステムの企画・開発及び実証を目標にしているスタートアップカンパニーです。
(マイクロオービター HP:https://microorbiter.com/

三井物産エアロスペースについて

1982年の会社設立以来 約40年に亘り、「航空宇宙・防衛の専門商社」として、ヘリコプターや航空機、宇宙・防衛・セキュリティ関連機器の輸入販売及び関連サービスの提供を通じ、日本の航空宇宙業界の発展や安全保障に貢献して参りました。情報技術、物流技術なども取り入れ、お客様のニーズにより幅広く、的確にお応えしていきます。(三井物産エアロスペース株式会社 宇宙事業Website:https://mba-space.com/

一覧へ戻る