三井物産エアロスペース株式会社 三井物産エアロスペース株式会社

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2025年4月30日 JAXAと超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)搭載衛星に関する契約を締結

三井物産エアロスペース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 青木盛博、以下「当社」)は、この度、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)と「超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)搭載衛星バス・地上システム・打上げ輸送の設計・整備・運用並びに衛星データを用いた事業化の検討」事業に対するサービス契約を締結したことをお知らせいたします。本プロジェクトにおいて当社は、民間衛星製造企業として高い信頼性と豊富な実績を有するAerospacelab S.A.(本社:ベルギー、以下「Aerospacelab」)と連携の上、安心安全な海洋デジタル未来社会の実現を目指すJAXAの研究開発に貢献いたします。

SAMRAIプロジェクトリンク:
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/samrai/

以下に本プロジェクトに関するAerospacelabプレスリリースの邦訳版を掲載いたします。

原文(英語版)リンク:
https://www.aerospacelab.com/blog/press-releases-1/aerospacelab-secures-groundbreaking-contract-with-jaxa-through-mitsui-bussan-aerospace-30

翻訳(日本語版):
モン=サン=ギベール、ベルギー、2025年4月30日 - Aerospacelabは三井物産エアロスペース株式会社(以下、三井物産エアロスペース)と提携し、技術実証ミッションの一環として、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)が開発を進める実験機器(超広帯域電波デジタル干渉計、SAMRAI)を搭載する為の衛星バスプラットフォーム提供事業者として選定された事をお知らせいたします。本契約締結は、革新的衛星ソリューションを国際的に発信する上で重要な一歩になります。

本プロジェクトは三井物産エアロスペース及びJAXAとの初めてのパートナーシップであり、Aerospacelabの新たな市場への拡大と同時に高性能かつ費用対効果の高い衛星バスプラットフォームの信頼できるグローバルパートナーの参入を印象付けるものとなり、成長を続ける日本の宇宙市場における立ち位置を更に強固にするものとなります。一方で本契約締結は、三井物産エアロスペースの深い市場理解や案件形成に至る戦略的支援が無ければ成し得ないものです。

Aerospacelab CEO Benoît Deper氏は「三井物産エアロスペース及びJAXAとの本パートナーシップは当社にとって重要なマイルストンとなります。JAXAに信頼できるパートナーとして選定された事は大変名誉なことであり、当社の技術、革新性、そして競争力のある高性能な宇宙機の提供に係る取組みが明確に裏付けられたものです。当社はこのミッションの実現に多大な支援を頂いた三井物産エアロスペースに感謝しており、この旅に乗り出すことに大変心が高鳴っています。」と述べています。

また、この新たな取組みの実現に大きく寄与した三井物産エアロスペース代表取締役社長青木盛博氏はこの初めてのパートナーシップを高く評価しており、「日本の宇宙開発において中心的な役割を果たしているJAXAに対して、Aerospacelabと共にサービスを提供できることを大変光栄に思います。当社がこれまで培った知見にAerospacelabの革新的技術と経験を組み合わせ、この新たな取組みの成功に向けて全力で取り組んで参ります。」と述べています。

Aerospacelab、三井物産エアロスペース及びJAXA間の本契約に関する更なる詳細や範囲は、今後数か月のうちに新たな要素が明らかになるにつれて公開される予定であり、本プレスリリースは宇宙技術分野における先駆的な取組みとなる事が期待される本案件に関する基礎的なものとなります。

■三井物産エアロスペース株式会社について
1982年の会社設立以来 約40年に亘り、「航空宇宙・防衛の専門商社」として、ヘリコプターや航空機、宇宙・防衛・セキュリティ関連機器の輸入販売及び関連サービスの提供を通じ、日本の航空宇宙業界の発展や安全保障に貢献して参りました。情報技術、物流技術なども取り入れ、お客様のニーズにより幅広く、的確にお応えしていきます。

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